心身の健康な成長のために
必要な良質な睡眠
鳥居俊
早稲田大学スポーツ科学学術院教授・早稲田大学発育発達研究所所長
東京大学医学部卒/JOC・日本陸上競技連盟 チームドクター/
日本小児整形外科学会 スポーツ部会委員/日本発育発達学会理事
寝具で良質な睡眠を
成長期における睡眠は、心身の健全な成長のために非常に重要です。睡眠時間を長くするというだけではなく、体に負担をかけない正しい姿勢で、良質な睡眠を取ることが大切です。そのためにこだわりたいのが寝具です。
昔から腰の悪い人はやわらかいマットよりも少し硬いマット、ハードマットが良いといわれてきました。マットが柔らかすぎると、腰の部分が沈み込んでしまって姿勢が悪くなります。その姿勢のまま長時間睡眠すると、特に腰痛や腰に故障を抱える方は、痛みが悪化したり、故障に悪い影響を与えてしまいます。子どもの場合は、成長途上のやわらかい骨、また、支える力が弱い骨格のため、大人よりも沈み込んだ状態やねじれた状態になりやすくなるので、より注意が必要となります。
上記理由により、腰をきちんと支えてあげる寝具が望ましいものといえます。
寝具には適度な硬さが必要ですが、硬すぎるマットは寝心地が悪く、熟睡しにくいという難点があります。
そのために全体的には心地よいやわらかさを保ちつつ、肩甲骨と腰の部分が沈み込んで背中が反った状態にならないような寝具が望ましいといえます。
そこで、睡眠中に腰の反りが強くならないよう、腰から骨盤を含む部分を沈まないように支えるマットレスの開発にいたりました。
エアウィーヴKIDSの研究開発について
当社では「エアウィーヴKIDS」を開発するために、早稲田大学スポーツ科学学術院教授鳥居俊先生に共同研究をお願いし、成長に伴う腰の位置の変化を100人の子どもを対象に測定しました。
その結果、「子どもたちの寝具内での骨盤の位置は成長してもあまり変わらないことがわかりました」先生は語っています。
この測定結果を元に、寝ている間、腰をしっかりと支え、しかも快適な寝心地の理想的なマットを開発することができました。
スポーツをしている子どもだけではなく、広く成長期のお子様に使っていただきたいマットです。