睡眠コラム

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マットレスの洗い方と注意点|素材や汚れ別の正しい対処法を解説

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マットレスは、体を支え快適な睡眠を支える重要な寝具の1つです。毎日使うものだからこそ、匂いや汚れが気になることもあるでしょう。素材や汚れの種類に合った洗い方を正しく理解しておけば、清潔な状態を長く保つことができます。

この記事では、マットレスの種類別・汚れ別の正しい洗い方や、自宅で洗う際の注意点を解説します。


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マットレスを洗う前に確認すべきこと

マットレスにはさまざまな種類があり、その構造や素材によって自宅で洗えるものと洗えないものがあります。洗う前に確認すべきポイントと素材ごとの適切な扱い方を解説します。

家庭で洗えるタイプかどうか

マットレスは種類によって洗えるものと洗えないものがあります。主な素材の洗濯に関する特徴は以下の通りです。

素材名 洗濯に関する特徴
ファイバー 水に強く、通気性も良好。多くの製品が水洗いに対応。
高反発ウレタン 一部の製品は洗浄可能。必ず洗濯表示を確認する必要あり。
ポケットコイル/ボンネルコイル 金属バネを内蔵しており、水洗いには不向き。構造を傷める恐れがある。
低反発ウレタン 水分や熱で劣化しやすく、加水分解のリスクが高い。
ラテックス(天然ゴム) 水濡れや高温に弱く、自宅での洗浄や乾燥には不向き。

上記は一般的な傾向であり、製品ごとに仕様が異なる場合があります。洗浄前には必ず洗濯表示や取扱説明書を確認しましょう。

素材ごとの扱い方と天日干しの可否

マットレスを洗ったあとの乾燥方法にも、素材ごとに注意点があります。ウレタンやラテックスは熱に弱いため、直射日光にさらすと変質や変色の原因になります。これらの素材は、日陰か室内の風通しがよい場所で陰干しし、扇風機や除湿器を併用して乾かすのが安全です。

一方、ファイバー素材は速乾性があり、水洗い後に短時間で乾く製品も多いため、晴天時の外干しにも比較的対応しやすい傾向です。ただし、いずれの素材でも直射日光は避けるのが基本です。陰干しする際は、乾燥不足によるカビや臭いの発生に注意しましょう。

素材ごとに異なるマットレスの洗い方

洗える素材や、家庭での水洗いに対応した洗濯表示があるマットレスであれば、自宅での洗浄が可能な場合があります。ただし、同じ洗えるタイプでも素材ごとに適した方法は異なるため注意が必要です。素材別に正しい洗い方を解説します。

ファイバーマットレスの洗い方

ファイバー素材は水に強く、自宅での水洗いが可能なマットレスです。カバーを取り外せる場合は、表示に従って別洗いし、中材は浴室などでシャワーを使って全体を洗い流します。製品によっては、中性洗剤の使用が可能な場合もありますが、事前に取り扱い説明書や洗濯表示を確認しましょう。

洗浄後は直射日光を避け、風通しのよい場所で陰干ししましょう。速乾性が高いため、晴天時であれば短時間で乾燥させられます。

スプリングマットレスの洗い方

スプリングマットレスは、金属コイルを内部に含んでいるため、家庭での水洗いはできません。部分的な汚れの場合は、中性洗剤を水で薄め、タオルに含ませて軽く叩きながら汚れを拭きとります。仕上げに濡れたタオルで洗剤を取り除き、乾いたタオルで水分を拭き取りましょう。

カバーが外せるタイプであれば、洗濯表示に従ってカバーのみ洗濯機で洗うことが可能です。全体に汚れが広がっている場合は、無理に自宅で洗おうとせず、出張対応可能なクリーニング業者への依頼を検討しましょう。

ウレタン・低反発マットレスの洗い方

ウレタンマットレスは水に弱く、素材によっては水分で劣化や変形を起こすため、基本的に水洗いできません。カバーが外せる場合は、洗濯表示に従って洗濯機で洗いましょう。本体の汚れが気になる場合は、中性洗剤を薄めた水をタオルに含ませ、表面を軽く叩くようにして拭き取ります。

洗剤が残らないよう別のタオルで拭き取り、最後に乾いた布で水分を吸収させましょう。素材に水がしみ込まないよう、濡らしすぎには注意が必要です。洗ったあとは、風通しのよい場所でしっかり乾かすことが重要です。

ラテックスマットレスの洗い方

ラテックスマットレスは、水や熱に弱く、濡れると急激に劣化する恐れがあるため、水洗いはできません。汚れが付着した場合は、水に濡らして硬く絞ったタオルで優しく拭き取り、風通しのよい日陰で乾燥させましょう。

汚れの種類別に見るマットレスの対処法

マットレスに付着する汚れは、汗や体液、カビ、ダニなど原因も成分もさまざまで、それぞれに適した対処方法が求められます。汚れの種類ごとに効果的な対処方法を解説します。

汗やカビが気になるときの対処法

寝汗や湿気によってできたシミや黄ばみには、重曹を使ったお手入れが効果的です。水100mlに対して小さじ1杯の重曹を溶かし、スプレーなどで汚れ部分に吹きかけたあと、乾いたタオルで拭き取ります。

これを数回繰り返し、最後に風通しのよい日陰でしっかりと乾燥させましょう。一方で、カビが発生した場合は、消毒用エタノールや専用スプレーを使い、叩くように拭き取りながら除去します。こすらず優しく落とすのがポイントです。


おねしょ・嘔吐・血液が付着したときの対処法

おねしょや嘔吐などの汚れは、時間が経つほど臭いが残りやすくなります。アンモニア臭にはクエン酸水を、嘔吐物には重曹水を使ってタオルで押し拭きし、汚れを取りましょう。血液汚れには重曹ペーストやセスキ炭酸ソーダ水が有効で、冷たい水でやさしく叩き洗いするのが基本です。

いずれのケースも熱湯を使うと汚れが定着しやすくなるため、水またはぬるま湯を使用し、清掃後は陰干しで完全に乾かしましょう。

ダニやアレルゲンを防ぎたいときの対処法

ダニやアレルゲンの予防には、湿気対策と熱処理が重要です。布団乾燥機を使って60℃以上の熱を複数日にわたり当てると、ダニを死滅させる効果が期待できます。処理後は掃除機でマットレスの表面を丁寧に吸い取り、死骸やフンも除去しましょう。

ウレタンなど熱に弱い素材の場合は、布団乾燥機の使用可否の確認が必要です。普段から換気や除湿を意識し、汚れを溜めないことでダニの発生を抑えやすくなります。

自宅で洗う際に注意しておきたいこと

マットレスは素材や構造によって、自宅で水洗いしたり汚れた部分だけを部分的に洗浄したりすることが可能です。ただし、扱いを誤ると変形や劣化、カビの発生といったトラブルにつながる恐れがあります。ここでは、自宅でマットレスを手入れする際に注意しておきたい基本的なポイントについて解説します。

洗剤の使い方や前処理に注意する

マットレスの洗浄では、洗剤の使い方を誤ると変色や劣化が起こる可能性があります。たとえば「汚れが取れないから」と洗剤を原液のまま使用したり、浸透させて指定時間よりも長く放置してしまったりすると繊維にダメージが残る場合があります。

嘔吐物や血液などの汚れを洗う場合は、最初にティッシュやタオルを使ってできるだけ先に取り除いておく前処理が重要です。前処理が不足していると、汚れが繊維の奥に押し込まれ、臭いやシミが取れにくくなります。

乾燥不足によるカビや臭いに注意する

マットレスの洗浄後に乾燥が不十分では、内部に湿気が残り、カビや悪臭の原因になります。特にウレタンやラテックス素材は吸水性があり、しっかり乾かさなければ加水分解や臭いの発生につながります。

表面が乾いたかどうかで判断せずに、風通しのよい日陰で丸一日以上は陰干しすることを意識しましょう。乾燥しやすくするには、干す前にタオルでしっかり水気を拭き取っておくことが大切です。

洗うのが難しいと感じたら専門業者への依頼も検討しよう

マットレスに広範囲のシミや強い臭いがある場合、自宅での洗浄では限界があるため、専門業者への依頼を検討しましょう。プロのクリーニングでは、ごみの吸引からスチーム洗浄、アルカリ電解水によるバキューム洗浄、乾燥処理までを一貫して行い、奥深くの汚れやダニ、カビまで丁寧に除去してくれます。

高温や特殊洗剤を使った洗浄により、通常では落とせないアレルゲンや臭いの原因も取り除けるのが特長です。個人ではできない洗浄方法により、マットレスの衛生状態を回復できるためおすすめです。実績や口コミも確認したうえで優良な業者に依頼しましょう。

清潔を保つための日常的なケアと頻度の目安

マットレスを衛生的に保つには、日常的なケアと定期的なお手入れが大切です。素材によって洗える頻度や方法は異なりますが、半年に一度を目安に全体をお手入れするのが理想です。日常的なケアとしては、表面に付着したホコリや髪の毛をこまめに取り除くことや、カバー類の洗濯、寝室の換気などが効果的です。

汚れを見つけたときは、できるだけ早く部分洗いで対応することで、シミや臭いの定着を防げます。素材に適した洗浄方法と乾燥を心がければ、マットレスの劣化を防ぎつつ、清潔な状態を長く保ちやすくなります。

洗えるマットレスで衛生的な睡眠環境を手に入れよう

マットレスは毎日使う寝具だからこそ、定期的なお手入れや汚れへの正しい対処が欠かせません。自宅で洗えるかどうかは、素材や構造によって異なり、洗剤の使い方や乾燥方法にも注意が必要です。日常的なケアを取り入れることで、マットレスをきれいな状態で長く保てるようになります。

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