睡眠コラム
ベッドマットレスの寿命は何年?買い替え時期や長持ちさせるコツも!
長年使用してきたベッドマットレスの寝心地が変わってきたと感じることはありませんか?「朝起きたときに腰や背中に違和感がある」「身体が沈み込むようになった」など身体のサインを感じるようになったら、ベッドマットレスの買い替えを検討するといいかもしれません。
この記事では、ベッドマットレスの種類別の寿命、買い替え時期、長持ちさせる方法などをまとめています。
ベッドマットレスの寿命は何年?
マットレスの寿命は、素材の耐久性、使用者の体形や寝相、使用頻度、お手入れの頻度など、様々な要因で変化します。寝返りの多い方は、マットレスへの負担が大きくなり、寿命が短くなる傾向があります。
また、湿気の多い環境で使用すると、カビやダニの発生を招き、劣化を早める原因となります。
ポケットコイルマットレス
ポケットコイルマットレスは、コイル一つひとつが独立して不織布の袋に収められた構造を持っています。
この仕組みによって、体を「点」で支えることができ、体圧分散に優れた寝心地を実現します。さらに、コイル同士が連結されていないため、隣で寝ている人の動きが伝わりにくく、振動による睡眠の妨げが少ないのも特徴です。
ポケットコイルマットレスの寿命の目安は8~12年とされ、マットレスの中でも比較的寿命が長いです。コイルが独立しているため、一部が劣化しても全体の機能がすぐに損なわれることはありません。
ただし、長期間の使用で反発力が徐々に低下し、寝る位置にへたりが出ることがあります。
また、コイルの数が多いほど体圧分散性は高まりますが、その分マットレスの重量が増し、ローテーションや陰干しなどのメンテナンスがやや大変になる点には注意が必要です。
定期的なローテーションや湿気対策を行えば、快適な寝心地を長く維持できます。
ボンネルコイルマットレス
ボンネルコイルマットレスは、複数のコイルスプリングが連結され、面で体を支える構造を採用しています。このため、しっかりとした硬めの寝心地が特徴で、沈み込みが少なく安定感があります。通気性にも優れており、湿気がこもりにくい点もメリットです。
ボンネルコイルマットレスの寿命の目安は6~8年とされ、一部のコイルが劣化すると全体に影響しやすく、長期間の使用で部分的なへたりが出やすい傾向があります。また、体重が集中する箇所では摩耗が進みやすいため、定期的なローテーションが重要です。
価格が比較的リーズナブルで、コストパフォーマンスに優れているため、広く普及しているタイプです。
ただし、体圧分散性や耐久性ではポケットコイルに劣るため、寝心地の柔らかさや長寿命を重視する方には不向きな場合もあります。
高反発ウレタンマットレス
高反発ウレタンマットレスは、密度の高いウレタンフォームを使用し、強い反発力を持つのが特徴です。
体をしっかり支えながら沈み込みを抑えるため、腰の沈み込みを防ぎ、自然な寝姿勢を保ちやすい構造になっています。寝返りがしやすく、腰痛対策として選ばれることも多いタイプです。
高反発ウレタンマットレスの寿命の目安は6~8年。高密度ウレタンは耐久性に優れ、長期間使用してもへたりにくい傾向があります。スプリングを使わないため、コイルの破損やきしみ音の心配がなく、メンテナンスも比較的簡単です。
一方で、硬めの寝心地が基本となるため、柔らかさを求める方には不向きな場合があります。
また、温度によって硬さが変化しやすく、冬場はやや硬く感じることもあるため、季節に応じた調節が必要です。
低反発ウレタンマットレス
低反発ウレタンマットレスは、柔らかくゆっくり沈み込む素材を使用し、身体のラインに沿ってフィットするのが特徴です。圧力がかかる部分をしっかりと受け止めるため、肩や腰への負担を軽減し、快眠をサポートします。
また、振動を吸収する性質があるため、隣で寝ている人の動きが伝わりにくいのもメリットです。
低反発ウレタンマットレスの寿命の目安は3~5年と、高反発タイプに比べると耐久性が低く、長時間使うとへたりや沈み込みが目立ちやすくなります。
さらに、湿気や高温に弱く、カビや劣化のリスクがあるため、通気性の確保と陰干しが重要です。
柔らかい寝心地を求める方や、体圧分散性を重視する方におすすめですが、沈み込みが深いため寝返りがしにくいと感じる場合もあります。定期的なメンテナンスを行えば、快適さを維持できます。
ファイバーマットレス
ファイバーマットレスは、樹脂や繊維を絡ませた構造で、通気性と軽量性に優れています。内部に空気を多く含むため、湿気がこもりにくく、カビの発生を防ぎやすいのが特徴です。水洗い可能な製品もあり、清潔に保ちやすい点も魅力です。
ファイバーマットレスの寿命の目安は3~5年で、繊維素材は耐久性が低めで、長期間使用すると弾力が失われやすく、型崩れや偏りが起こることがあります。定期的なローテーションや陰干しを行うことで、快適な状態を長く保てます。
▼こちらの記事では、ファイバーマットレスのメリットとデメリットや目的に合ったファイバーマットレスの選び方についてまとめているので、ぜひ参考にしてください。
ファイバーマットレスとは?メリット・デメリットを徹底解説
ファイバーマットレスの特徴や他の素材との違い、メリット・デメリット、選び方のポイントまでわかりやすく解説します。
https://airweave.jp/blogs/column/column-fiber-mattress.html
ラテックスマットレス
ラテックスマットレスは、天然ゴムや合成ラバーを原料とし、弾力性と耐久性に優れた素材です。体圧を均等に分散し、体をしっかりと支えることができるので、寝姿勢を安定させやすいのが特徴です。また、抗菌性や防ダニ性を備えた製品も多く、衛生面でも安心です。
ラテックスマットレスの寿命の目安は8~10年と長く、へたりにくいため長期使用に適しています。ただし、重量が重く、移動や陰干しが大変な点には注意が必要です。また、天然ラテックス特注の臭いが気になる場合や、ゴムアレルギーの方は事前確認が必要です。 耐久性と寝心地を重視する方におすすめで、適切なメンテナンスを行えば、長期間快適な睡眠環境を維持できます。
ベッドマットレス買い替えのサイン
マットレスは長年使うことで、弾力や形状が徐々に失われ、快適な睡眠環境を維持できなくなります。
寿命の目安は素材によって異なりますが、実際には使用感や状態の変化が重要な判断基準です。以下のような症状が見られたら、買い替えを検討しましょう。
へこみがある・戻らない
寝る位置に深いへこみができ、押しても戻らない場合は、素材の弾力が低下している証拠です。
特に腰や肩の部分にへこみがあると、体圧分散が崩れ、寝返りがしづらくなります。こうした状態が続くと、腰痛や肩こりの原因になるため、早めの買い替えがおすすめです。
きしむ音が気になる
寝返りや体重移動のたびに「ギシギシ」と音がする場合、スプリングの摩耗やフレームのゆるみが進行します。
音が気になるだけでなく、内部構造の劣化が進むと、支えが不均一になり、寝心地が悪化します。音が頻繁にするようになったら、交換のタイミングです。
起きたとき体が痛む
朝起きたときに腰や肩が痛む場合、マットレスのへたりによって体圧分散が不十分になっている可能性があります。特定の部位に負荷が集中すると、筋肉や関節に負担がかかり、睡眠の質が低下します。
快適な寝姿勢を取り戻すためにも、痛みが続く場合は買い替えを検討しましょう。
ほつれや破れがある
側面や縫い目にほつれや破れがある場合、内部素材が露出し、ダニやホコリが入り込みやすくなります。
衛生面の問題だけでなく、内部のウレタンやスプリングが飛び出すと、肌トラブルや怪我のリスクもあります。小さな破れなら補修できますが、大きな損傷は買い替えが安全です。
カビが生えている
黒い斑点や白カビ、嫌なニオイがする場合は、湿気によるカビの発生が進んでいます。
カビはアレルギーや呼吸器トラブルの原因になるため、衛生面で非常に危険です。表面を掃除しても再発する場合は、買い替えが最善策です。
▼こちらの記事では、マットレスに発生するカビの原因と対策方法などを紹介しているので、ぜひご一読ください。
マットレスに発生するカビの原因は湿度?対策方法とカビ取り方法を解説
マットレスにカビが生えた方やカビ対策をしたい方向けに、マットレスのカビを安全に除去する方法やカビの予防策を解説します。
https://airweave.jp/blogs/column/column-mattress-mold.html
ベッドマットレスを長持ちさせるコツ
マットレスを長持ちさせるためには、適切なケアが欠かせません。快適な眠りを長く楽しむためにも、以下のポイントを参考に、日頃からマットレスを丁寧に扱いましょう。
ここでは、マットレスを長持ちさせるコツをまとめています。
定期的にローテーションさせる
マットレスを長持ちさせるためには、定期的なローテーションが欠かせません。
同じ場所に体圧がかかり続けると、部分的なへたりや沈みの原因になります。ローテーションを行うことで、マットレス全体を均等に使い、耐久性を高めることができます。
マットレスのローテーションには、上下の入れ替えと裏返しがあります。
これらのローテーションは、できれば3ヶ月ごとに行うのが理想です。裏返しは、半年ごとを目安に行いましょう。マットレスの種類によっては、裏返しができないものもあるので、取扱説明書をよく確認しましょう。
定期的なローテーションは、マットレスの寿命を延ばすだけでなく、快適な睡眠環境を保つためにも重要です。
手間がかかるため面倒に感じるかもしれませんが、習慣づけることで、より長く快適な睡眠を得ることができます。
定期的な換気、除湿シートの活用
マットレスは睡眠中の汗を吸収するため、湿気が溜まりやすい場所です。湿気をそのままにしておくと、カビやダニの発生に繋がり、マットレスの寿命を縮めるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。
快適な睡眠環境を維持するためにも、マットレスの湿気対策は欠かせません。効果的な湿気対策として、定期的な換気と除湿シートの活用が挙げられます。
定期的な換気
毎朝起きたら、寝室の窓を開けて換気をしましょう。新鮮な空気を取り込み、マットレスにこもった湿気を逃がすことで、カビの発生を抑制できます。
除湿シートの活用
除湿シートは、マットレスの下に敷くことで、湿気を吸収し、マットレスを乾燥した状態に保ちます。
特に梅雨の時期や湿度が高い地域では、除湿シートの効果が大きく期待できます。期待する効果別の除湿シートの種類は、以下の通りです。
- ・センサー付き除湿シート:除湿状態が一目でわかるセンサーが付いているため、交換時期が分かりやすいです。
- ・洗濯可能な除湿シート:繰り返し使えるため経済的です。洗濯表示に従って適切に洗濯しましょう。
- ・使い捨て除湿シート:定期的に交換が必要ですが、手軽に使用できます。
これらの対策を組み合わせることで、より効果的にマットレスの湿気対策を行い、快適な睡眠環境を保つことができます。
シーツやカバーをこまめに洗濯する
マットレスを清潔に保つことは、マットレスの寿命を延ばすだけでなく、快適な睡眠環境を維持するためにも重要です。衛生的に保つためにも、シーツやカバーだけでなく、マットレス本体のお手入れも定期的に行いましょう。
シーツやカバーは、汗や皮脂、ダニなどの汚れが付着しやすいため、こまめな洗濯が必要です。週に1回は洗濯し、清潔な状態を保ちましょう。洗濯する際は、洗濯表示に従って適切な方法で洗い、しっかりと乾燥させることが大切です。
マットレス本体のお手入れは、月に1回程度行うのがおすすめです。掃除機を使って表面のホコリやダニを取り除き、その後、風通しのいい場所で陰干ししましょう。天日干しはマットレスの劣化を早める可能性があるため、避けましょう。
さらに、マットレスに飲み物などをこぼしてしまった場合は、すぐに乾いた布でふき取り、しっかりと乾燥させましょう。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた液で優しく叩き洗いをし、その後、水拭きしてから乾燥させます。
▼こちらの記事では、マットレスの洗い方と注意点や汚れ別の正しい対処方法をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
マットレスの洗い方と注意点|素材や汚れ別の正しい対処法を解説
マットレスの種類別・汚れ別の正しい洗い方や、自宅で洗う際の注意点を解説します。
hhttps://airweave.jp/blogs/column/column-howto-wash-mattress.html
敷きパッドやベッドパッドを挟む
マットレスを直接使うよりも、パッドを挟むことで汗や汚れを防ぎ、摩耗を軽減できます。寝心地の調整にも役立つため、快適さと耐久性の両方を高められます。
ベッドフレームと環境を見直す
・通気性の良いすのこタイプのフレームを選ぶ
・ベッド下の収納を減らし、空気の流れを確保
・除湿シーツや調湿材を活用して湿気対策
湿度の高い季節は、換気や除湿器の併用も効果的です。
ベッドマットレスに寿命を感じたら買い替えがおすすめ
マットレスは毎日の睡眠を支える重要な寝具ですが、寿命を過ぎると快適さや健康への影響が大きくなります。
へこみやきしみ音、起床時の体の痛み、側生地の破れやカビなどの症状が出てきたら、それは買い替えのサインです。
寿命の目安は素材によって異なりますが、一般的には5~10年。ポケットコイルやラテックスは長持ちしやすい一方、低反発ウレタンやファイバーは比較的短命です。状態を定期的にチェックし、劣化が進んでいる場合は早めに交換することで、睡眠の質を守ることができます。
さらに、ローテーションや陰干し、カバーの洗濯などのメンテナンスを行えば、寿命を伸ばすことも可能です。
しかし、快適さや衛生面に不安を感じるようになったら、新しいマットレスの買い替えも検討しましょう。
健康的で質の高い睡眠を維持するために、適切なタイミングでの買い替えを心がけましょう。