今回のゲストは歌舞伎俳優の坂東玉三郎さん。
日本舞踊をやっていた進藤さんにとっても玉三郎さんは憧れの存在。
我々スタッフもこの番組がスタートした当初から、いつかは玉三郎さんをお迎えしたい。
お迎えしなくては!とずっと思ってましたので、今回その想いが叶いました。
今回、玉三郎さんがご紹介くださった言葉は、鴨長明『方丈記』の一節。
「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。」
大きな喜びがあっても、大きな悲しみがあっても、そのまま長くとどまるものではないと思うことで次に行ける。諦めるのではなく、そういうものだと思いながら明日を迎える方が気持ちが浄化される気がする...と仰っていました。
玉三郎さんの美意識の源を覗いたような気がします。
坂東玉三郎さんには来週も引き続きお付き合いいただきます。
来週は玉三郎さんの眠りの時間についてもお話を伺います。